地盤に関するお役立ちコラム

COLUMN

2015.09.03

宅地の液状化についてのお話し 3

技術開発部

こんにちは、技術開発部の黒岩です。

 今回は、オートマチック・ラム・サウンディング試験(Swedish Ram Sounding test)をご紹介いたします。一般的には『ラム試験』と呼ばれており、おもに支持層(硬い頑丈な地盤)の確認に利用されています。

 調査方法は、63.5kgの重り(ハンマー)を50cmの高さから自由落下させて、ロッドと言われる鉄の棒を20cmずつ打ち込みます。その打撃回数から土の貫入抵抗を求めます。標準貫入試験の結果との整合性もあり、正確な地盤の硬軟を把握できます。反面、土質の判別ができないので、液状化の検討はできません。また、標準貫入試験と同じように、打撃を要する試験のため、比較的大きな作業音が発生することから、戸建住宅の調査には、あまり採用されておりません。 

 ちなみに、当社でもYBM社製のオートマチック・ラム・サウンディング試験機(写真参照)を一台導入し、集合住宅や店舗等の地盤調査に使用しております。

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